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ワイヤーママ2019年4月号にコラムが掲載されました

ワイヤーママ2019年4月号にコラムが掲載されました。

前回は、乳歯が萌えそろった3歳頃から前歯の乳歯が永久歯に萌え換わる7歳頃までに注意すべき歯並び・咬み合わせの一つ、「反対咬合(受け口)」についてお話しました。

 

今回も引き続き、この時期に注意すべき咬み合わせについてお話したいと思います。

 

7歳頃になると、上の前歯4本が永久歯に萌え変わってきます。その時の上の前歯4本の歯並びに注目してみて下さい。この時期のお子さんを持つ親御さんからよく、「大人の歯が萌えてきたら、八の字に萌えてきたのですが、大丈夫でしょうか?」と質問されることがあるのですが、この質問に対する答えは、「大丈夫」です。これは、成長発育の過渡的な現象の一つで、その後の成長発育によって自然に調整されることが多く、私達歯科医は、この時期の歯並びを「みにくいあひるの子の時代」と名付けており、すべてに当てはまるわけではありませんが、ほとんどが自然と改善されるので、様子を見て問題ありません。

 

一方、気を付けたいのは、「上の歯が下の歯よりも後ろに萌えてきている」場合です。つまり一部が反対咬合になっている場合、改善が必要となります。なぜなら、反対になっている上の歯に下の歯がひっかかり、下顎の動きや、成長が制限される可能性があるからです。

 

このあたりの判断をお家でするのはなかなか難しいですが、「イー」と上の歯と下の歯を咬み合わせた時に、上の前歯4本がすべて下の歯よりも前にあるかチェックしてみて下さい。前にあれば、きれいに並んでいなくても経過をみて問題ないでしょう。

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