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ワイヤーママ2019年7月号にコラムが掲載されました

ワイヤーママ2019年7月号にコラムが掲載されました。

1年にわたり歯並び・咬み合わせについてのお話をさせていただきましたが、今回が最終回となりました。読者様の歯並び・咬み合わせに対する疑問やお悩みの解決に少しでもお役に立てていたら幸いです。

 

現在の高齢化社会では、いかに健康に長生きするかが大切になってきます。口は「入口」です。食べ物をきちんと咀嚼できないと、消化する内臓に負担が常にかかることになります。また、お口の中が清掃不良だと、そこから細菌が体の中に侵入して病気の原因となります。したがって、良い歯並び・咬み合わせで、「入口」を整えてあげるとこは、健康寿命を延ばすためにも大切であると私は考えます。

 

その良い歯並び・咬み合わせへと導くためには、始めが肝心です。コラムの初回にも書きましたが、良い形態は、良い機能により導かれます。私達はついつい月齢で子どもの発達を考えがちですが、歯の萌え変わりの時期がその子その子で違うように、口腔機能の発達もその子その子で違います。お子さんの様子をゆっくり観察して、以前のコラムで書いたようなチェック項目があれば、前のステップに戻って、もう一度正しい食べ方を学習させ、お子さんの歯並び・咬み合わせが良い方向へ成長するように導いてあげましょう。

 

基本は「楽しく」です。私も人のことは言えませんが、「口にいれすぎ!」とか、「口が開いているよ!」とついつい子どもの悪いところばかりを指摘しがちです。そうなると子どもは食事が楽しい時間でなくなってしまいます。あせらず、ゆっくり子どもの成長を見守っていただけたらと思います。

 

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